日経新聞記事より(令和2年3月31日)
厚生労働省が31日に発表した2019年の賃金構造基本統計調査によると、外国人労働者の平均賃金は月額22万3100円だった。日本人を含めた一般労働者(30万7700円)全体の約7割の水準となった。政府統計で外国人労働者の賃金や勤続年数などの実態を明らかにするのは初めて。
外国人労働者は19年10月末時点で約166万人にのぼる。賃金が一般労働者全体を大きく下回るのは、勤続年数が平均3.1年と、一般労働者の12.4年との差が大きいことも影響している。
法律や医療など高度で専門的な業務にあたる「専門的・技術的分野」の賃金は月額32万4300円、勤続年数は外国人が2.7年
技能実習の賃金は15万6900円
短時間労働者でみても1時間あたり977円で、日本人を含めた全体の1148円より15%低かった。